JCP京都

京の滝紀行…清涼を求めて

45.稚児ヶ滝(舞鶴市)

 R27号線沿いのJR真倉駅をなお綾部方面に行くと、「紫竹山稚児ケ滝不動明王参道入口」の看板が見える。綾部黒谷と隣接している。入口で車を降りて、林道を10分ほど行くと不動堂に着く。霊場となっているようだ。三段の滝で、両側に不動明王を従え、力強くも白布のような滝。稚児の滝の由来書によると、「不動堂に隠れていた平安時代の武将安倍宗任が敵から逃れる際、稚児が足手まといとなるため涙を飲んで刺し殺し、脇に埋めた。碑の代わりに愛用の紫竹の杖を立てていたが、追手に見つかり最期を遂げた」ところからのものだそうだ。(峰) 2008年7月3日