JCP京都

京の滝紀行…清涼を求めて

39. 伏見・稲荷の滝群(伏見区)

(1) 青木滝(2)弘法の滝(3)白菊滝

 新十条トンネルの掘削で伏見・稲荷大社の滝の水が枯れたことがあった。どうなっているかと思い、稲荷大社へ。途中、深草にも滝があったのではと思い起こし、立命館中学の横から山中に。すると、案内板に6,7つの滝名(表札?)を書いた案内板が。いぶかしく思いながら進むと青木ケ滝道の標識。竹林の横を進んでいくと稲荷大社の末社(?)が現れ、水音が聞こえてくる。

 鳥居をくぐると、一筋の滝。不動明王をバックに荘厳さも。青木滝(1)とある。さらに進むと弘法の滝(2)があった。そこにおられる方に聞くと、この滝は行場であり、この方は先祖代々行場を守っておられるそうだ。稲荷山参拝図を見ると、稲荷山の南北に滝がなんと20もあるではないか。どこにも管理者がおられるそうだ。初めて聞く世界にちょっと感動。

 トンネルによる水枯れの影響は主に北谷だが、南谷でも少なくなっており、枯れてしまった滝もいくつかあるようだ。七面滝、白菊滝、御劔滝、末広滝と廻った。岩滝は水が全くなかった。七面滝に修行に来られた夫婦に聞くと1ヶ月に一度来られるらしい。今回は南谷を廻ったが、次は北谷にも行ってみよう。(峰)2007年9月13日

(1)青木滝、(2)弘法の滝、(3)白菊滝