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京都府委員長が若い世代に語る。 憲法と日本共産党

 今、一般教育で憲法をまともに教えない大学が増えています。そんな中で、多くの若い人たちが、「暮らしをよくしたい」「将来の就職が心配」「平和な社会であってほしい」と切実に願っていても、そのことが憲法と結びついて理解されていない現実があります

 「改憲」を自らの使命と考える安倍政権が発足したもと で、特に若いみなさんに、日々起こっている問題を通じて憲法を考えてもらいたい。憲法についての日本共産党の考えを知ってもらいた い。その思いで、2013年の2月から6月まで、毎週火曜日に「憲法宣伝」をおこないました。宣伝での渡辺和俊京都府委員長の「訴え」の一部を、このコーナーで紹介しました。

 全国柔道連盟(全柔連)の上村会長が、「きちんとした改革をやることが、私に課せられた使命」と居直って、続投を決めました。
 全柔連をめぐっては、女子選手への暴力・暴言(1月)、助成金の不正使用(3月)、理事による元女子選手へのわいせつ行為(5月)と、不祥事の発覚が続きました。
 「天皇制に批判的なはずの共産党が、『憲法の全条項をまもる改革』を言うのは何故?」というご質問が、先週の私の一文を読んだ方から届きました。
 日本共産党綱領は、当面の民主主義革命の段階で、「現行憲法の前文をふくむ全条項をまもり、とくに平和的民主的諸条項の完全実施をめざす」と明記しています。つまり、「象徴天皇制」を規定した憲法の第1章・1条から8条の天皇条項も守るということです。

 憲法をめぐるこの1週間の最大のトピックは、古賀誠自民党元幹事長が「しんぶん赤旗」日曜版6月2日号に登場し、「96条改憲に大反対」「憲法の平和主義は『世界遺産』」と述べたことです。スポーツ紙も含め、ほとんどの新聞がこの記事をフォローしました。
 3日付の毎日新聞コラム「風知草」は、「反共産主義の保守同盟という自民党の原点を顧みれば、これはやはり事件」「この出来事は、自民党反主流派が、もはや党内には発信の拠点を持ち得ない現実と呼応している」と分析し、「改憲先行一色」の今の自民党内には「ポチ(権力者に媚びる者を揶揄する蔑称)しかいない」と、皮肉っています。
  橋下発言がきっかけで、みんなの党と日本維新の会の選挙協力が解消されました。このことをめぐって、5月23日付の「読売」社説は、「改憲論議が失速しては困る」と、いらだちを露わにしました。「ともに憲法改正を公約に掲げ、96条の改正論議を牽引してきた......両党が反目するのは残念」と。
 5月16日、佛教大学で開かれた講演会・「THINK OF 憲法」に、300名を超える学生が参加したそうです。主催は、「佛大9条の会」。大学当局も後援しました。
 「憲法って何?」「今の憲法って時代に合わないの?」「憲法が変わるとどうなるの?」という学生の率直な疑問に答えることをテーマに、「講師はぜひ若手弁護士を」という学生の要望に応えて、今年弁護士登録したばかりの尾崎彰俊弁護士(京都第一法律事務所)が講演され、大好評だったそうです。
 改憲派が、憲法96条改定を改憲の突破口として持ち出したことが、9条改定の是非をこえて、多くの人々の批判を巻き起こし、改憲派は孤立を深めています。
  改憲派の弱点は、96条を単なる「手続き」と考えた浅知恵にありました。96条は、主権者である国民が権力を縛るという「立憲主義」の大原則を体現したもの。縛られるべき権力の側が、「縛られるのはイヤだから、やめてくれ」と言っているわけで、これは、基本的人権と民主主義を是とする「国民の常識」への挑戦に他なりません。
 前回、9条をめぐっては〝改憲派〟である小林節慶応大学教授が、安倍内閣が狙う「96条改定」に猛反発している「毎日」の記事を紹介しました。今度は、同じ「毎日」4月28日付『時代の風』で中西寛京都大教授が同様の論陣を張っています。「私自身は、憲法9条に関する限り改憲論である」と断りつつ、「改正条項(96条)の改正案の妥当性には疑問を抱く」と批判しました。加えて、小林節教授が、同じ28日付の「しんぶん赤旗」日曜版の一面に大々的に登場して「96条改定」論を厳しく批判し、「先日、東京・町田市で日本共産党の宣伝カーに出会うと、『憲法を守らせるぞ』と書いてあった。僕はすごく感激しました......憲法は国民が『守る』ものではなく、権力者に『守らせる』ものなのです。共産党にも、ここはがんばってほしい」と述べたのには、驚きました。
 「絶対ダメだよ。邪道。憲法のなんたるかをまるで分かっちゃいない」「権力者も人間、神様じゃない。堕落し、時のムードに乗っかって勝手なことをやり始める恐れは常にある。その歯止めになるのが憲法。つまり国民が権力者を縛るための道具なんだよ。それが立憲主義、近代国家の原則。だからこそモノの弾みのような多数決で変えられないよう、96条であえてがっちり固めているんだ。それなのに......」。毎日新聞4月16日付夕刊で、小林節慶応大学教授が、怒っています。
 4月9日に、安倍首相と橋下日本維新の会共同代表が会談し、「憲法96条改定」で合意し、これを「参院選の争点にする」とぶち上げたからです。
 桜の花びらが舞う4月の大学キャンパス。新入生歓迎運動(新歓)が始まりました。運動部や各種サークル・同好会が、知恵を絞り工夫を凝らして新入生獲得に声を枯らす新歓は、毎年のことながら、微笑ましく、「希望」という言葉が最も似合う光景です。
 「朝日新聞」3月21日付に大きく報道された「教育格差6割が容認」とうい調査結果には、驚かされ、また考えさせられました。
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