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2024.1.13 (土)

「談話」告示を前にした京都市長選挙の新局面について

「談話」 告示を前にした京都市長選挙の新局面について


2024年1月13日 日本共産党京都府委員会委員長 渡辺和俊


(一)日本維新の会、教育無償化を実現する会、国民民主党京都府連と京都党が、京都市長選に立候補表明している村山祥栄氏への推薦を取り消し、自主投票とすることになりました。
 日本共産党が支援する福山和人氏が、昨年末の市長選予定候補者の紙上討論会で、自民・公明・立民推薦の松井孝治氏と村山祥栄氏に対して、「パーティー券・裏金疑惑」への態度表明を求めたところ、松井氏は「自治体の首長(候補)がどうこういう話ではない」、村山氏は「あまり答えたくない。国の議論を地方に持ってくるのをやめてほしい」との回答でした。
 村山氏のパーティーの実態の一部は、すでに「京都民報」が明らかにしているところですが、今回、村山氏が、未開催のパーティーを名目にパーティー券を販売したことが、推薦取り消しの理由とされています。これでは、有権者も支持者も欺き、公職への立候補の資格はないと言わざるを得ません。
 今回の事態は、裏金、パーティー券問題への国民・市民の批判の高まりに押された結果です。

(一)能登半島大震災への救援を優先すべき時に、カジノありきの万博強行に突き進んで国民の批判を浴びる維新が、今度は金権腐敗問題でその責任を問われる事態となりました。
 金権腐敗を理由に村山氏への推薦を取り消した国民民主党の本部が、その日のうちに、「元祖・金権腐敗」の自民主導陣営に鞍替えしたことも、「オール与党」体制の市民不在ぶりをあらためて世にさらしたものです。

(一)一昨年来、日本共産党の「しんぶん赤旗」のスクープを皮切りに、研究者による告発と東京地検の捜査を契機として、自民党ぐるみの「パーティー券・裏金」問題が発覚し、現職国会議員逮捕の重大事態に至りました。問題の解決には、企業・団体献金の禁止しかありません。
 問われているのは自民党政治そのものであり、自民党の推薦を受ける松井陣営も批判を免れるものではありません。

(一)日本共産党として、市民のみなさんに心から訴えます。
 市民不在の金権腐敗政治を目の当たりにした今、汚れたカネとは無縁な一人ひとりの市民こそが声をあげ、行動を起こして、ご一緒に清潔な政治を実現しようではありませんか。
 京都市長選挙は、「企業・団体献金で政治を歪める陣営と候補者」対「清潔な政治を願う市民と企業・団体献金と無縁、『お金でなく、政治は民意で』と訴える福山和人候補」の“二極対決”の様相が、ますます鮮明になっています。
 投票に行き、福山和人さんとともに、市民本位の清潔な政治実現を、京都から全国に発信しようではありませんか。

以 上


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