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活動と政策

2017.10.14 (土)

日本共産党が伸びてこそ政治は変わります

10月13日、山科区・山階小学校での渡辺和俊・党京都府委員長の訴えの大要を紹介します。
 公示日、ある選挙区で民進党の運動員が、ぶつぶつ言いながらポスターを貼っている。「何で希望の党に入ったんや。今までずっと民進党を応援してきたのに」と怒っている。そこで、「比例は共産党に入れてよ」と頼むと、「共産党に入れる。嫁さんにも言う」と。
 これは例外的な話ではないと思います。これまで民進・共産を含む野党4党は、「安倍さんがたくらむ憲法9条改悪反対」「戦争法廃止」と何度も確認し、総選挙ではできる限り協力しようと、何度も約束してきました。それが、小池さんに「憲法を変える」「安保法制・戦争法は認める」と踏み絵を踏まされ、民進党の現職は希望の党に行ってしまった。この民進党の運動員が怒るのは当然。まじめに「安倍政権を倒す」「野党は共闘を」と願えば願うほど、ブレない共産党に頑張ってほしい。こう考えるのも、自然なことではないでしょうか。

 当初、新聞は「自民VS希望の二極対決」とはやし立てました。しかし、希望の党は「失速」し、新聞は「自民・公明、希望と維新、立憲野党」の「三極対決」と書いています。果たして三通りの選択があるのでしょうか? 否、選択は「2つにひとつ」ではないでしょうか?
 戦争法容認、改憲推進の希望の党。維新の会と連携し、自民党との連立もありと言う希望の党。これでは、自民党と同じ穴のムジナ。「戦争法廃止、憲法9条を守る日本共産党とちさか拓晃か、それとも戦争法と改憲推進の政党・候補者か」……この二極対決です。

 解散直前まで、4野党が全国的に選挙協力して小選挙区の候補者を一本化すれば、自民党、公明党は大負けすると報道されました。ところが突然、野党第一党が選挙直前に姿を消したのです。一番喜んだのは誰か? 安倍首相であり、自民党・公明党です。その現れが、昨日の新聞各紙の選挙報道です。曰く、「政権批判の受け皿分散」「自民、単独安定過半数も」「自民・公明300議席超を伺う」。
 「この報道を見て、ガックリ」という方もおられるのではないでしょうか? 確かにガックリきますよね。これは、安倍内閣の支持率が上がったからでしょうか? いや、むしろ下がっています。本日の「読売」では、京都府民の安倍内閣支持率は38%。「支持しない」人は50%。3年前は「支持しない」人は36%でした。この3年間で安倍内閣は有権者の支持を大きく失った。ところが、野党第一党の民進党が、希望の党によって解体されてしまった。安倍内閣とその与党は支持を失っているのに、結局、1人しか通らない「小選挙区マジック」で「漁夫の利」を得ているに過ぎない。これが、今の選挙情勢だと思うんです。
 一方、今度の選挙で、「共産党は、候補者を降ろしてでも野党の一本化に努力して、さすがだ。感激した」「今度は、ブレない共産党だ」と、たいへん評判が良い。これが、私たちの実感です。今日の「読売」の調査でも、京都の共産党支持率は3年前の8%から10%に上がっている。しかしまだ、声が届ききっていない。まだ投票日まで10日間ある。7月の東京都議選でも、マスコミ予想は、共産党10~13議席だった。しかし、残る期間の猛奮闘で、改選17議席を19議席に伸ばした。4年前の総選挙でも、「毎日」は「共産党14議席±α」と書いたが、その後の猛奮闘で21議席まで伸ばした。今評判のいい日本共産党に自信をもって、共産党とちさか拓晃さんへの支持を広げに広げてください。よろしくお願いします。

 みなさん。支持を広げる主な舞台は、比例代表選挙です。
 衆議院総定数465のうち、4割は比例代表選挙で選ばれる。日本共産党は、3年前の選挙で8議席から21議席に躍進しましたが、20議席は比例代表選挙で得ました。小選挙区で議席を得たのは、3年前の沖縄の赤嶺政賢さん、21年前の京都の寺前巌さん、高知の山原健二郎さんだけです。小選挙区での議席獲得は、甘くはありません。私たちは、今回、近畿では現在の4議席を5議席に伸ばすこと、全国では、今の20議席を30議席以上に伸ばすことを目標にしています。比例代表選挙は、「死に票」は一票もありません。「共産党」という候補者の知名度は抜群です。全国・近畿一円に「日本共産党と書いて投票してください」、この声を広げに広げてください。よろしくお願いします。

 みなさん。日本共産党が伸びてこそ政治は変わります。
 前回の選挙で8議席から21議席に躍進させていただきました。2015年の戦争法反対のたたかいで、市民の立ちあがりの大きな力になりました。色々ないきさつがあった野党が手をつなぎ、市民と野党の共闘が進む大きな力になりました。京都精華大学専任講師の白井聡さんは、こう言われました。「共産党が野党共闘で頑張ってきたからこそ、枝野さんは勇気を持って立憲民主党を立ちあげることができた」。「我が意を得たり」です。
 枝野さんは、こう言いました。「候補者を降ろすことがいかに大変かわかっています。市民の声を受けとめて努力された共産党、社民党に敬意と感謝を申しあげたい」「市民連合の要請を受けた政策を実現するために頑張っていく」。一方、今日の京都新聞で、立憲民主党幹事長の福山哲郎さんは、こんなことを言っています。「京都では、立憲民主と希望の党の民進党出身者で安倍政権に対抗する」「小選挙区はもともと民進にいた仲間たちへの応援をお願いする。京都の比例票は立憲民主と希望を合わせ、昨年の参院選で民進が獲得した20万票を上回る状況をつくるべきだ」。
 みなさん。やっぱり、日本共産党が伸びなければ野党共闘の前進はない。このことは、明らかではないでしょうか!

 安倍首相は、北朝鮮の挑発が「国難」だとして、解散を正当化しました。昨日、京都の宇治市で遊説した麻生副総理は、北朝鮮と戦争になることを前提に、安保法制も憲法改正も必要と演説しました。みなさん。戦争だけは絶対に起こしてはなりません。対話を否定し、「軍事対軍事」で挑発し合う安倍政権の姿勢は、危ないことこの上ない。この問題での日本共産党の対案は明確です。経済制裁と一体で対話を再開する、とりわけ米朝対話が焦点だ。同時に、日本政府が核兵器禁止条約にサインする。禁止条約にサインしたら、日本はアジア諸国にとって脅威ではなくなる。そうしてこそ北朝鮮にも核兵器の放棄を迫れる。これこそ、もっとも説得力のある、有効な対案ではないでしょうか?

 ブレずに野党共闘を貫く党。安倍政権の暴走と対決し、どんな問題でも現実的で抜本的な対案を持つ党、日本共産党を伸ばしてください。比例代表選挙は、全国で・近畿一円で「日本共産党」と書いていただく票を広げに広げてください。2区では、「市民と野党の共闘」を代表するただ一人の候補者、ちさか拓晃への支持を広げに広げください。
 どうかよろしくお願いします。

こちらから日本共産党の2017総選挙・政策ダイジェストが閲覧できます。
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