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活動と政策

2017.7.17 (月)

大山崎の保育守りたい 倉林議員招き集い

第2保育所廃園・民営化考える

 日本共産党の乙訓郡大山崎後援会は9日、同党の倉林明子参院議員を招いたつどいを開き、同町で問題となっている公立保育園廃園と民間保育所の誘致の動きについて交流。保育園の保護者ら30人が参加しました。
 大山崎町は、老朽化と待機児童対策を理由に町立第2保育所を廃園にし、民間保育所を誘致する計画を今年2月に発表。町立第二小学校のプール・学童移設の跡地へ建設するとしています。
 参加者からは「大山崎は国より高い保育水準が誇り。民間になれば後退する可能性がある」「議会請願運動で1万1500人の署名が集まった。町はこの声を聞くべき」などの意見が出されました。
 保育園の保護者からは「町外の小学校で働いているが、鉄棒や棒登りができない子どもが多い中、園児はみんなできる。保育の質が高く驚いた」「他市より水準が高い保育内容に引かれて引っ越してきた。公立保育所として残して」など、保育士の待遇改善を求める切実な声も出されました。
 倉林議員は、6月に国会質問で取り上げた「青いとり保育園」問題と同様の、民間委託で安上がり保育へ移行する動きが国立病院機構の院内保育所でも進行している実態を紹介。同機構で17年に111カ所を一括受託していた会社が撤退を表明し、児童約3600人、保育士1200人余に影響が出ると述べ、「企業はもうからないと撤退する。厚労省は保育の質は守るべきだと答弁しているが、利益優先で保育の質を崩してはならない。保育士を増やし賃金アップこそ必要。子どもにとって何がいいのかを考え、地域から声を上げ続けることが大切」と激励しました。

20170716a 保育のつどいで語る倉林参院議員

20170716b 「大山崎の未来を考える会準備会」が制作した、第2保育所の廃園と学童移設の方針見直しを訴えるポスター。民間園の誘致ではなく、公立を維持し、質の高い保育を守ろう、と呼びかけています。

(「京都民報」2017年7月16日付けより)
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