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活動と政策

2017.3.8 (水)

「きょうの潮流」から

「共産党のがんばりに拍手喝さいしている」。政治学者の白井聡さんは共産党の京都府党会議で「森友学園」問題での追及にエールを送りました。「共闘する力が安倍内閣を追い詰めつつある」とも
▼野党共闘も定着しつつあります。自由党大阪府連の渡辺義彦代表は共産党の大阪府党会議で「私たちは山を右から登っていた。共産党は左から登っていた。6合目ぐらいで出会い、同じ山を登っていることがわかった」とユーモアたっぷりに語り会場を沸かせました
▼野党と市民の共闘が政治を動かす新しい時代。共産党抜きには政治は語れない―。1980年代に国会で取材をした経験がある筆者にとっては隔世の感があります
▼「共産党を除く密室協議」を批判する記事や企画を何度書いたことか。こんなこともありました。共産党を排除した与野党国対委員長会談でのこと。当時の自民党国対委員長の金丸信氏がとぼけた感じで言いました。「どうして共産党がいないんだ」
▼するとある野党の国対委員長が「みんなが肉を食べたいと言っている時に、いや魚を食べたいと言うのが共産党だから」と答えました。「ああ、共産党は宇宙人か」と金丸氏
▼「共産党を除く」の壁が崩れたことで何と政治の視界が開けたことか。視点は安倍政権の打倒へ。同志社大学教授の浜矩子(のりこ)さんが京都府党会議に寄せたメッセージがふるっていました。魔の手から世界を守り抜く「民主主義の騎手たちに託された使命」を語り、「どうか、輝かしきご健闘を!」。

「しんぶん赤旗」2017年3月8日「潮流」
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