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活動と政策

2020.11.5 (木)

日本共産党京都府委員会が立憲民主党に政党間協議を申し入れ

 日本共産党京都府委員会は、11月4日、渡辺和俊府委員長名で、立憲民主党京都府総支部連合会代表の泉健太衆院議員に、結党大会成功への祝辞と共に、次期衆議院選挙にむけた京都府レベルでの政党間協議を開始することを申し入れました。申し入れは、地坂拓晃書記長と光永敦彦京都府議団幹事長が、立憲民主党府総支部連合会の田中けんじ幹事長に手渡しました。
 京都府委員会は、この経過について、11月5日、府委員会事務所で記者会見を行いました。記者会見では、地坂拓晃府書記長が報告し、総選挙での野党連合政権の実現と、そのためにも京都での野党共闘の発展に力を尽くす決意を述べました。寺田茂副委員長、池田文穂京都国政事務所長が同席してマスコミ各社の質問にこたえました。

 

泉健太代表への申し入れ(全文)

立憲民主党京都府総支部連合会代表 泉健太様
 次期衆議院選挙にむけた政党間協議開始の申し入れ
          2020年11月4日 日本共産党京都府委員会委員長 渡辺和俊

 

 このたび、新立憲民主党京都府総支部連合会の結党大会において、新しい執行部がスタートされたことを歓迎し、お祝い申し上げます。
これまで同様、菅政権発足後も、国会での野党の協力関係が発展し、そのなかで貴党が重要なイニシアチブを発揮されていることに、あらためて敬意を表します。
 学術会議会員任命拒否問題に見られる強権政治、また、「自助・共助・公助」と、自己責任を国民に押しつける政治姿勢、いずれをとっても、安倍政権を引き継ぐ菅政権を、これ以上続けさせるわけにはいきません。

 

 もとより、野党間の共闘、なかでも選挙共闘は、すぐれて中央段階での党対党の協議が優先されるべきことは、言うまでもありません。その点で、貴党の枝野幸男代表と、わが党の志位和夫委員長の間で、2017年総選挙において与野党が競り合っている小選挙区を中心に、候補者一本化に向けて努力する旨合意されていることは、重要です。
 全国では、中央段階でのこの合意とともに、過去2回の参議院選挙での共闘の経験もふまえ、都道府県単位、あるいは小選挙区単位の野党間の交流や話し合いも積み重ねられていることは、ご承知の通りです。

 

 わが党京都府委員会は、6月18日に別添の声明を発表しました。それ以降の経過もふまえ、また、解散・総選挙が逼迫している情勢にも鑑み、貴党の新体制が整ったのを機に、府レベルの党対党の協議開始を申入れるものです。

 

 多くの市民の皆さんから、自民・公明政権を終わらせるために野党が協力して欲しいとの要望が寄せられています。この声に応え、衆院選で多数を獲得するためには、有権者に野党の本気度を示す必要があり、総選挙まで多くの時間的余裕は残されていません。
 同時に、この申入れにあたり、当方から前提条件はいっさい設けません。また、一度に結論を急ぐつもりもありません。

 ご検討いただき、まずは話し合いを開始する旨のご回答を、切に要望いたします。

 

 

参考  【声明】次期衆院選候補者発表について( 2020年6月18日 日本共産党京都府委員会)

*日本共産党京都府委員会は、次期衆院選小選挙区候補として、すでに決定している1区・穀田恵二現衆議院議員に加えて、2区・地坂拓晃、4区・吉田幸一、5区・山内健の3名を決定したので、発表する。それぞれの経歴は、別紙の通りである。
 3区・6区については、現在検討中である。

 

*これまでも、私たちは戦後最悪の安倍政権を一刻も早く終わらせ、野党連合政権をつくる必要を訴えてきた。コロナ危機は、新自由主義から脱却する必要性を浮き彫りにした。 医療と社会保障を切り捨てる政治、労働法制の規制緩和を際限なくすすめる政治、高学費で学生を苦しめ、少人数学級実現を阻んで子どもたちと教員に負担を押しつける政治、対米追随で国民の大切な税金を莫大な軍事費につぎ込む政治。こんな「安倍政治」の転換が切実に求められている。

 

*政治の現状を変えることができるかどうかは、「市民と野党の共闘」と日本共産党の躍進にかかっている。この間、野党の国会共闘は着実に進んだ。昨年の参院選では、野党統一候補を相互に支援し合う共闘が進んだ。野党間の政策的一致点も従前より広がった。この点で、先般、日本共産党・志位委員長と立憲民主党・枝野代表とのやりとりで、枝野氏の「支え合う社会」を基本理念とするポストコロナ社会ビジョンは、新自由主義からの脱却につながるものとして一致したことを、歓迎する。
 安倍政権を倒し、野党連合政権をめざすためには、「本気の共闘」が求められる。それは第1に、野党間で政権を共にする政治的合意を形成することである。第2に、昨年の参院選で「市民連合」とかわした13項目合意を土台に、連合政権が実行する共通政策を練りあげることである。第3は、一定規模の小選挙区で選挙協力を実現することである。

 

*党京都府委員会として、他の野党のみなさんに、1区では穀田議員を、野党統一候補とすることを強く求める。穀田議員は、この間の野党共闘で重要な役割を担ってきたことは周知の通りである。1区をはじめ野党間の選挙協力は、それぞれの党の本部間の協議と合意が必要である。同時に、京都段階でも話し合いを進めるべく、協議開始をよびかける。

 

*次期総選挙での京都府党の目標は、比例30万票・25%以上実現で、衆院近畿ブロック現有2議席から4議席への回復に貢献するとともに、小選挙区でも日本共産党議席を獲得することである。同時に、野党統一候補の当選のためにも誠実に力をつくす。
 選挙戦で、わが党は野党の共通政策とともに、党の独自政策を大いに訴えてたたかう。

 

                                  以 上

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