2025.8.27 (水)
北陸新幹線延伸計画「見解」を発表 / 党京都府委員会

北陸新幹線延伸計画 民意受けキッパリ中止を
共産党京都府委 参院選結果で見解発表
日本共産党京都府委員会は26日、「参院選挙の結果を受け、北陸新幹線延伸計画はキッパリ中止を」と題した見解を発表しました。渡辺和俊党府委員長、西野佐知子京都市議団長が記者会見しました。
見解は、北陸新幹線延伸が一大争点になった参院選で現行計画推進の自民候補が20万票に対し、中止や見直しを求める候補の得票合計が98・5万票と圧倒し、「現行計画にはっきりとNOを突きつけるものになった」と強調。府内で22の運動団体が立ち上がり、京都仏教会が「千年の愚行」と批判するなど、多様な運動と選挙での争点化の結果だと指摘しています。
一方で選挙後、自民党の西田昌司参院議員が「小浜―京都ルート、米原ルート、舞鶴ルート、費用対効果など改めて比較」と主張し、吉村洋文大阪府知事(維新)も「米原ルートなどとの比較検討を求める」と発言していることについて、「再検証という迂回(うかい)路を通じて『現行ルート』を再浮上させるたくらみ」だと指摘。予断を許さない状況だとして延伸計画はキッパリ中止するよう求めています。
会見で渡辺氏は「倉林明子参院議員の再選は勝ち取れなかったが、堀川あきこ衆院議員をはじめ党国会議員団が選挙後も奮闘している。府委員会として10月にも新幹線問題のシンポジウムを計画しており、世論を喚起していきたい」と述べました。
「見解」全文は→こちら(PDF)