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活動と政策

2025.7.15 (火)

京都の〝ダブル勝利〟を――渡辺和俊・党府委員長に聞く


比例25万票・倉林氏3選必ず

京都の〝ダブル勝利〟を
党京都府委員会 渡辺委員長に聞く

大激戦・大接戦となっている参院選で、京都のたたかいについて日本共産党京都府委員会の渡辺和俊委員長に聞きました。

――投票日まであと5日。選挙戦の様相は。

 「自公過半数割れ」の可能性も報じられるもと、この土日は、わが党の志位議長・田村委員長をはじめ、ほとんどの政党の党首級が京都入りしました。「自公過半数割れでどの党が得票と議席を伸ばすのか」―政党間の激しいたたかいになっています。衆院で自公を過半数割れに追い込んだのに、「政治とカネ」の問題や医療破壊で自民党政治の延命に手を貸してきた維新や国民民主、また排外主義の潮流が伸びたら、政治は良くなりません。国政でも京都府政でも自民党政治と対決してここまで追い込み、市民と力を合わせて政治を変える日本共産党が伸びるかどうかに日本の政治の前途がかかっています。

 5議席実現へ役割

 ――比例の5議席実現へ京都の役割は大きいですね。

 今、わが党の政策と訴えが届けば支持が広がる実感があります。ただ現状は井上さとしさんを含む「5議席」の目標にまだ距離があり、3議席を固めて4議席・5議席へ、25万目標に向け、比例の得票を伸ばしに伸ばすことが京都の役割です。一人ひとりの結びつきを生かし全国どこでも「日本共産党」と書いていただく支持を広げましょう。

 選挙区も大接戦

 ――京都選挙区も当落を争う大接戦です。

 昨年総選挙の共産党比例票は、自民・立民・維新の次ぐ第4党でした。「4番」では定数2で勝てません。その出発から8カ月、「倉林・当落選上の大接戦」と報道されるところまで、党後援会、支持者のみなさんの力で追い上げてきました。6年前も、政党の力関係では「自民候補3対立民候補2倉林1」の力関係をひっくり返して当選しました。その力はどこにあるのか? 昨年の京都市長選など「オール与党」体制と対決して広い市民のみなさんと共同して頑張ってきたこと、通常国会での共産党議員団の奮闘、そして倉林明子候補の実績と人柄への共感。これらが力となって追い上げてきたのです。この力をさらに強め、発揮して勝ち抜きたい。

 新幹線延伸に決着

 ――残る5日。どんな訴えを重視しますか。

 引き続き、「大企業・富裕層の応分の負担で財源をつくって消費税減税」という、日本共産党ならではの訴えを広げます。自・公と維新、国民民主の「医療破壊4党連合」が、医療費4兆円削減へ、病院のベッド11万床削減や子どものアトピー薬などの保険外しを進めていることを厳しく批判し、「軍事費削って医療・社会保障の充実を」と訴えます。「京都に北陸新幹線はいりません」との多数世論を形成してきたのは、市民の運動と日本共産党の共同の力です。国会でこのっ問題を取り上げ、早期着工を3度にわたり阻止してきた倉林さんの3選で「中止」へ決着をつけましょう。

 ――最終盤、陣営の総決起が求められますね。

 この間、京都で15万後援会員のみなさんに、比例・選挙区とも激戦の情勢を伝えると、「まだ5議席に届いていないのか」「倉林さんは大丈夫と思っていた」と、「あと3票、5票と広げてください」のお願いに応えてくれています。特に倉林さんの評判がすこぶる良いだけに「大丈夫」の空気があり、この克服なしに勝利はありません。
 最後の最後まで、後援会員のみなさんにビラなどの資材を届け、声をかけて情勢を伝え、比例25万票・倉林支持をさらに増やしていただく「担い手」を広げることに徹して、勝ち抜きましょう。

(しんぶん赤旗 2025年7月15日)
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