科学的社会主義セミナーに参加してきました

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5月24日に東京の日本共産党本部で行われた、科学的社会主義セミナー「マルクスと友達になろう――社会を変革する学び」(講師:不破哲三)に行ってきました!

みなさんは「科学的社会主義」って知っていますか?一言では説明しにくいのですが、科学的社会とは、社会の発展法則を明らかにし、人類の知識を集大成して作り上げたもので、歴史や科学の発展と共に不断に豊かにされていく学説です。マルクスとエンゲルスによって体系づけられました。

講義の詳しい内容は、主催の民青同盟から近々パンフが出されるのでそちらを是非お買い求めください。

さて、不破さんはマルクスの目で日本の社会をみるとどうか、ということで労働問題や原発問題、環境問題について話されました。労働問題では、マルクスの資本論からの「資本は「社会による強制」なしには、労働者の寿命と健康に対しなんらの顧慮も払わない」と文章を引用し、資本主義経済の仕組みを解明することで、資本主義のなかでは資本を民主的に規制しないとブラック企業がどんどん広がっていくということを話されました。確かに日本ではヨーロッパなどに比べて、働く人を守る法律が少なく、安倍政権はさらに「日本を世界一企業が活動しやすい国にする」と言っていますが、そのせいで労働時間も長く男女や働き方に対する賃金格差も大きくなっています。ブッラク企業やブラックバイトも"解決できないもの"や"仕方ないもの"ではなく、マルクスの目で社会を科学的に分析すれば解決の展望が見えてくるんだなと思いました。

また、社会をどうやって変えていくのか、という道筋についても語られました。マルクスが最後に到達した、革命、社会変革の方法は「多数者革命」でした。マルクスは、フランス革命の様な、社会に大きな矛盾が存在すれば自然発生的に革命が起き、少数から出発した革命が、革命の経過で主体が成長し、多数の革命になっていく、という以前の革命の常識から抜け出しました。社会を変革する主体が、人民の力で社会変えていく一つ一つの政治体験を通じて成長し、またその革命を準備していく主体が必要だと学びました。日本のような議会制民主主義のくにでは国民多数の支持を得て議会で多数を得ての革命がもっとも現実的で適した方法だと感じました。そして日本では、まだ、人民の力で社会を変革した経験がないので、今の脱原発の運動やこれからの戦争法案阻止の運動で政治を動かしていくことが大事なのだなと思いました。

かえるネットでも幅広い連帯で、まずは安倍政権を打倒し、社会進歩に力を尽くしていきます!

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