宇宙のような本

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いま1番はまっている本が『思惟する天文学』(新日本出版)。

高校の物理の先生が嫌いで、物理が嫌い、そのうえ、勉強らしいことをしなくなって40数年、という訳で、宇宙のことは「ようするにさっぱりわからない」人。なんで買うたんやと自分でも不思議ですが、表紙を見てパッと買ってしまったのです。

当然、中に出てくる言葉は???、
◯◯法則だとか××理論だとか△△定数だとか???、
グラフや図表も???
それなのに!
なぜか、わくわくして次々ページをめくりたくなる。
さっぱりわからない暗闇の中に心惹かれる言葉が、それこそ星の数ほどきらめいている。まさしく「宇宙」のような本なのです。
読み終えてすぐ、再読しながら、素敵なところに付箋をつけて、その部分を再再読して、ため息をついています。

1番驚いたのが、宇宙は、今人間がわかる物質4%、ダークマター(どうやら重力のもとらしい暗黒物質)23%、ダークエネルギー(宇宙を膨張させてる未知のエネルギーらしい?)73%で、できているらしいということ。
「え!わかってるのは4%だけ。いやー!私がわからんことだらけでも当たり前なんや。」と都合よく解釈。
進化が「おちこぼれサカナ」や「おちこぼれサル」によってやむを得ず実現されたくだりなど、もううれしくて・・・
そして、ここに登場される10+1人の天文学者のみなさんの、大きな好奇心と謙虚さに触発されて、自分の心も秋の空に解き放たれたかのような気分で読み終えるのでした。

ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思って、不正確で極めて自分勝手な文で申し訳ありませんが、紹介させていただきました。

―A―

コメント(1)

私は高校で物理はわからないまま終わった。たまたま担任だったので追試にはならなかった。

ほ~・・・・買ってみようかな~
たくさんの科学者が書いているのがいいよね~

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