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丸・竹・夷

(585)「利益共同体」崩壊への危機感―万平さんを偲ぶ④

 「台風17号の通過で天気は終日、荒れ模様だった。先月27日投、開票された京都市長選。紙面での当落判定担当の一人だった私にとって、その大接戦はいま思いだしても脈拍が上がるほどの緊張の連続だった・・・(中略)・・・長かった選挙取材を通じ、地方権力を支える政党、労組、業界、行政などの重層的な構造を垣間見た気がする。選挙戦は激しく、投票日当日もさまざまな情報、うわさが飛び交った。『田辺支援の建設業界が自動車3千台を動員している』『地元金融機関の支店長クラスが、融資先に電話をかけまくっている』・・・。任期満了を迎えた今川正彦市長の後継指名で、田辺氏支援で動いていた市役所幹部も開票時間中、臨時局長懇談会の名目で市内のホテルに待機、木村氏勝利の場合は、急きょ、今後の対応を練ることになっていた。148836票対148515票。開票は結局、その差321票でピリオドを打った。
 地価が高騰し、地上げが深刻な問題になっている古都・京都で、木村氏は町並み保存を訴えた。一方、田辺氏は今川市政がすすめてきた開発重視の都市活性化を評価した。京都ではいま、5年後に迎える平安建都1200年に向けて、地下鉄東西線をはじめ、大規模プロジェクトが目白押しだ。そのほとんどが府、京都市、地元経済界の協力事業。仮に木村市政が誕生すれば、それは市長与党の自公民を含む『利益共同体』の崩壊を意味する。木村陣営の若い運動員の隣で、市の局長自らがビラをまき、自民党府連からは建設業者に対し、『期日後焼却』とした支援要請文書がファクシミリで流れ、個人演説会への動員人数が事細かく指令された・・・」。1989年京都市長選挙のあとの9月3日付の記事です。
 数年前といっておきましょう。この記事を書いた記者と食事をともにする機会がありました。力のある記者で、大阪本社社会部での活動が長く、新聞協会賞をとった検察FD改竄事件報道の中心でもありました。東京本社で編集にかかわったり、関西の大きな支局の支局長も歴任してきました。この数年前の会食のときは、支局長当時でした。あれこれの管理職業務や雑務に追われているということでした。「早く、支局長などかわって現場で取材して記事をかいているほうがむいていますよ」とさかんにけしかけたものでした。その時にも上記の記事が話題になりました。
 市長選当時、新聞記者のなかでは「万平ファン」が少なからず広がりました。木村万平さんは、冗談を言ったり、リップサービスなどとは無縁な人でしたが、木村万平さんの「気骨さ」「頑固さ」―利権集団「利益共同体」に敢然と立ち向かう姿勢が、ドロドロした京都市政のもと、たいへん新鮮でした。
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