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丸・竹・夷

(588)「記憶にございません」への一撃

 その一瞬、時計がとまったかのようでした。委員会室の空気が固まったようでした。
 1976年、国会は「ロッキード事件」に騒然とした状況になりました。ロッキード社による航空機売り込みにからぬ巨大な疑獄事件として、田中角栄総理をめぐる「田中金脈問題」として大問題となりました。
 田中総理の「刎頸の友」―政商・小佐野賢治氏が国会の証人喚問によびだされました。小佐野氏は「記憶にございません」を連発しました。事実と違うことを答えれば、偽証で議員証言法違反になることから、「苦肉の策」の答弁です。
 その時です。「記憶にないということは、その事実を否定できないのですね」との追及です。「記憶にございません」という答弁ですり抜けようとしていた人たちに衝撃が走りました。まるで「頭が真っ白になった」かのような小佐野氏の表情をいまも忘れることはできません。弁護士出身ならではの、的を射た追及でした。
 追及にたったのは、日本共産党の東中光雄衆院議員です。同志社大学出身です。連続10期当選、30年にわたって活躍されました。8月7日亡くなられました。90才でした。
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