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丸・竹・夷

(584)「1994年1月1日」 ― 万平さんを偲ぶ③

 1993年の大晦日、京都府委員会事務所の宿直当番でした。翌・元旦早朝、いつものとおり、郵便ポストをのぞくと、新聞各紙の元旦特集号の束とともに、大きい茶封筒がはいっていました。
 裏を見ると、「木村万平」とサインがありました。驚きでした。前日事務所の入り口のシャッターを閉めたのは、夜10時頃ですから、それ以降に放り込んでもらったことになります。中身をみてさらに驚きです。1枚1枚びっしり詰まった、数十枚の報告文書と資料です。
 その封筒には、経過がありました。木村万平さんは、94年知事選挙にむけ、93年10月15日に出馬表明、年内、府内をきめ細かくまわられました。年の瀬も押し詰まった12月25日、府内をまわられた反応やだされた要求などをお聞きしようと「話をうかがいたいので、お宅のほうに行かせてもらってもいいですか」と電話をいれました。そのときの木村万平さんの返事は「いま、整理をしているので、整理がついたらお伝えしましょう」でした。この封筒にはいっていた報告文書は、府内各地での反応、要求、だされた意見などをまとめられたものでした。木村万平さんの作風・仕事ぶりをたいへんよくあらわしていました。
 木村万平さんの著作・『京都破壊に抗して―市民運動の軌跡』をあらためて手にとってみました。
 京都破壊への激しい怒りと厳しい批判だけでなく、自ら現場を歩き、草の根から、京都破壊の実態を鋭く告発、大学の研究室がおこなうフィールドワークのような作業を一人で丹念におこなわれています。京都破壊のもと、京都市民が暮らす現場とその変貌がリアルに描かれています。おそらく、30年、50年後、京都のまちをふり返ったとき、学術的資料として一級のものと評価されるものではないかと思います。そして、この著作は、木村万平さん自身が、京都市内各地のまちづくり運動に参加された記録であり、京都の町衆のたたかいがどのように展開されたかもリアルに記述されています。
 木村万平さんの「真骨頂」を示しています。自らの目で確かめ、自ら決めたこと、決意したことはとことんやりぬく―それが木村万平さんでした。
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