「それぞれの候補者の人生や活動にはドラマがあり、日本共産党員であるがゆえの人間的魅力は、他党にまねできないものです」
もう何年前の発行になるでしょうか。政策活動や候補者宣伝などの「教科書」と言ってもいい文書、長く引き継がれ、いわば「古典」的文書があります。不破哲三さんの『政策活動入門』です。そのなかには「候補者宣伝について」という文書も収録されています。最初に紹介した文書はその一節です。
先日、日本共産党の冨樫京都市会議員と話し合う機会がありました。この人のリーフやこれまでの宣伝物には、学生時代や市会議員としての記述はずいぶんあるのですが、大学を卒業してから市会議員に立候補・議員になるまでの「10年間」についてはあまり記述はありませんでした。事実上、宣伝物上は「空白の10年」でした。私の質問の一つはそのことでした。
その10年間、党の専従として「しんぶん赤旗」出張所での活動でした。配達・集金活動に責任をもつ部署です。
「毎日、毎日の積み重ね、ねばり強い活動が、社会をかえていく確かな一歩だと確信しました」
この言葉につづいてこんな話がでてきました。読者のなかには、経済的にはたいへんで日々の生活にも苦労している人たちも少なくなかったとのことです。集金にうかがうと、タンスのひきだしから、小銭を探し集めるようにして、月々の代金をはらってくれる・・・
冨樫さんは「共産党はこんな人たちに支えられてているだなあ」「そんな人たちから頼りにされているのが共産党なんだなあ」と実感したそうです。
「議員になってから、忙しいし、うまくいかないこともいっぱいあるけれど、そんなときにはあのころのことを思い出す」という言葉もありました。
あらためて冨樫さんの人物像にふれたように思いました。どこかの党のように「磨けば、メッキがはげる」のではなく、「磨けば磨くほど、光ってくる」のが日本共産党の候補者だと確信したひとときでした。一つ一つの積み重ねのなかで、日本共産党は7月15日、党創立92周年の記念日を迎えます。












