「腰が砕ける」―「物事に立ち向かう勢いが中途でなくなる」「意気込みが衰える」「腰砕けになる」。「腰を折る」―「人に屈服する」「中途でさまたげる」。広辞苑にはこのような説明があります。
この人をみていると、これらの言葉がついつい出てきます。京都府の山田知事のことです。
京丹後の米軍レーダー基地をめぐって、米軍は住民にも、そして京都府にも京丹後市にも事前のなんらまともな説明もないまま、工事を強行しました。自衛隊の近畿防衛局でさえ「住民が不安を感じるのは理解できる」と言い、中山京丹後市長も「どうなっているのかというのが本音」と言わざるをえませんでした。
5月27日工事強行後、だんまりを決めこんでいた山田知事。5月30日の記者会見でやっと口を開きました。
「正式通告前に警備などにいろいろな情報はきており、府民に迷惑がかかるような問題が生じたとは思っていない」(「毎日」5/31付)。ほんとうに驚きです。「あいた口が塞がらない」とでも言えばいいのでしょうか。
京都府自身が出した7項目の質問も無視され、通常の工事などでは当然おこなわれる事前の説明や通告もまったくないままの強行にたいし、「府民に迷惑がかかるような問題が生じたとは思っていない」とは一体、どんな神経の持ち主なのでしょうか。
住民は黙ってはいません。5月31日には炎天下、京丹後市丹後町の平(へい)海水浴場や建設地周辺で工事強行への抗議の宣伝行動が展開されました。
なんの大義もなければ、道理もない。そして市民生活の当たり前のルールすら無視をする米軍の存在。それにひれ伏す―これが山田知事の実像なのでしょうか。












