法政大学の田中優子さんに続き、京都精華大学の学長に竹宮恵子さんが就任されます。女性学長誕生の話題が続きます。
この1~2週間、日本だけでなく、世界の話題を席巻した小保方晴子さんによる「STAP細胞」の発表。ここまでくると、よほどの「無知」と「差別意識」にもとづく「勇気」あるひと以外、「女に何ができるか」などとはとてもとてもいいだせないでしょう。
いまから20年前、1994年のことです。京都北部・野田川町の町長選挙にはじめて出馬した太田貴美さんによせられたのは「女に何ができるか」「どうせ女だから」という中傷と「ばかたれ」という罵声でした。
太田さんは当時のことをふりかえって「相手陣営の激しい中傷が、これまでの選挙では表にでることのなかった女性たちの怒りを呼び起こしました」「『女に何ができる』と罵られたひと言が、野田川町の女性の心に火をつけたのです」と語られています。選挙戦は大激戦のなか、118票差で太田さんの初当選、京都初の女性町長の誕生になりました。
「かなり革命的だったわけですね」。太田さんと対談した京都大学大学院教授の岡田知弘さんの感想です。
それからの20年、太田さんの歩み、野田川町、与謝野町を通じての太田町政の足跡は、その一つ一つが「女に何ができるか」への明確な、事実にもとづく「反論」だったとも言えるでしょう。いま、与謝野町の福祉重視の地域循環型地域社会づくりは大きな注目を集め、太田さんは新たな意欲をもって町政執行への決意を表明されています。
「『女性初』はなくならないが、記事は小さくなった。初の人も、初じゃない人も、毎日毎日頑張ってるよね・・・などと考えたら、涙腺がウルウルしてきた。肩が凝ったり、涙もろくなったりで、気がつけば定年まであと10年と少し。唐突に、ご同輩のみなさんにエールを送りたい気分になった」。これは「読売」2月7日付の、「女性初」とのコラム欄での大阪本社社会部次長の森川暁子さんの一言です。このコラムには、太田さんのことはでていませんが、一度、太田さんへの取材をされたらどうでしょう。もし、お時間がなければ、太田町長と岡田教授共著の『お母さん町長奮闘記』を一読されることをおすすめします。












