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丸・竹・夷

(524)秋の夜長と次郎長と―。

 秋といえば、「食欲の秋」とならんで「読書の秋」がこれまで定番「でした」。ところが、今年の異常気象、10月をすぎても30度をこえる日々。どうも「読書の秋」などという雰囲気ではないようです。
 気をとりなおして、おすすめの一冊があります。
 「マルクス、エンゲルスという人物は、どんな時代の人間か。そのことを頭に入れておかないと、読んでも情が移らないでしょう」「マルクスとエンゲルスと同じ頃に生まれて同じ頃に死んだ日本人で有名人がいないかどうか」「一人いました。エンゲルスが生まれた年に生まれ、エンゲルスが死ぬ2年前に死んだ、ほぼ同時代の人物です。名前は山本長五郎、広く知られた通称でいえば、清水次郎長です」。その本のなかの一つのくだりです。
 この本は、日本共産党が2011年1月から12年2月まで開催した「綱領・古典連続教室」のなかの「古典教室」での不破哲三さんの講義をまとめたものです。題して「古典教室」。
 「習い覚えた」スローガンを繰り返す―「教条主義」といってもいいでしょう。そんな立場とは無縁、自らの目と頭で自らの国の歴史と現状について分析し、改革の方向をうちだしてきたのが日本共産党です。そのことは私たちの自負であり、誇りです。
 不破さんの本でいえば、4年前、平凡社からだされた『マルクスは生きている』もたいへん注目と関心をよびました。「古典教室」はその本をより本格的に深めたものとでもいえるでしょう。
 この秋、日本共産党に少し関心をもちはじめられた人、とくに学生のみなさんに一読していただきたいものです。
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