「秋を見通すと多くの課題がみえてきます...原発の再稼働...秋頃には相当議論しなければならない...安倍総理のスタンスからすると集団的自衛権の見直しがどうなるかという問題も秋には日程に上がってくる...TPPも秋には大きな節目を迎える...2014年4月に消費税を上げるか、上げないかという問題も10月までに決断しなければなりません」「参議院選挙に勝つか勝たないかで設定の仕方が全部違ってきますから、今は参議院選挙に全力を傾けることに尽きると思います」
5月8日、自身の公式サイトにこう書いたのは、京都5区選出の自民党衆議院議員、安倍政権法務大臣の法務大臣、谷垣禎一氏です。
10日後の5月19日におこなわれた参議院京都選挙区・民主党候補の事務所びらき。アベノミクスでも改憲問題でも自民党批判はいっさいなし。20日付けの朝日新聞は、福山哲郎選対事務局長がこう檄を飛ばしたとしています。
「(慰安婦問題で)維新の会が落ち込むという見方が怖い。自民、共産に流れるか、投票に行かないか。すべての票を○○さんに集めていただきたい」。
直接、聞いた人の話は、もっと生々しい。「維新にかげりがでれば、自民に流れるか、投票にいかないか、一番いやな共産党にながれるかというリスクがある」
自民党は憲法96条改憲を選挙公約に掲げようとしています。谷垣氏が「秋を見通すと...」としてあげたどの問題も、日本の進路、府民の暮らしにも重大な影響をあたえる大問題です。
橋下共同代表の「従軍慰安婦」発言は、憲法9条改憲をめざす勢力が、女性の人格、基本的人権を否定して恥じない勢力であることを白日のもとにさらしました。その維新の会が総選挙前、安倍氏を代表に要請したことは記憶に新しいところです。
重大な歴史の岐路のもとでたたかわれる参議院選挙。その選挙で、自民党批判は一言もなし。「一番いやな共産党」対策のために「維新のかげり」を心配する民主党。
自民党か、それとも共産党か。「自共対決」の構図は、京都で鮮やかに浮き彫りになっています。京都の政治対決は、日本の政治を先取りすると言われてきました。公示日まで、あと41日。(TH)












