「憲法96条改定は、ただの改憲手続きの緩和」「占領下で作られた憲法を国民の手で改定することで、憲法を国民にとりもどす」という自民党や維新の会、みんなの党の言い分が、改憲派の憲法論者からも厳しい批判を受けています。
「絶対ダメだよ。邪道。憲法の何たるかをまるでわかっちゃいない」と語るのは慶応大学教授、小林節さん。
「権力者も人間、神様じゃない。堕落し、時のムードに乗っかって勝ってなことをやりはじめる。その歯止めになるのが憲法。つまり国民が権力者を縛るための道具なんだよ。それが立憲主義、近代国家の原則。だからこそモノの弾みのような多数決で変えられないよう、96条でがっちり固めているんだ。それなのに...」(「毎日」4月16日夕刊)
あまりの評判の悪さに、改憲派の足元がぐらついています。自民党の石破茂幹事長は、13日の日本テレビ番組で96条改定が憲法9条の改悪に直結していることを認め、「それを念頭において投票していただきたい」と語りました。それならなぜ、憲法9条改定を正面から問わないのか? 答えになっていません。
一方、維新の会。みんなの党と策定する参院選共通公約に、96条改正に加え、道州制などを明記する考えをしめしました。
こちらは「道州制」を前面に押し出しての「96条改定論」。こちらも、「96条改定」が、権力者を縛るはずの憲法を国民を縛る道具にしてしまうという批判に答えていません。
橋下氏が「道州制」でつくる「関西州」の母都市として残すという「大阪都」。
まずは大阪市の権限と財源を奪い、大企業奉仕の「成長戦略」を一元的・効率的にすすめる構想です。その「標的」は堺市や、兵庫県、兵庫県内の市町村に拡大。
「道州制は民意」という山田知事のいる京都は言わずもがなといいたいのでしょうが、京都府民は一度たりとも、京都府をなくすことに同意した覚えはありません。
「標的」にされた宝塚市民は、14日投票の宝塚市長選挙で、日本共産党も支持する中川現市長を大差で当選させ、維新の候補を惨敗させました。「京都府民は、96条改憲、9条改悪、京都府解体など真っ平御免」。参議院選挙で答えをだしましょう。(TH)












