「仮名手本忠臣蔵」の「おかる・勘平」の悲劇は創作ですが、赤穂浪士たちの軍資金づくりの苦労を背景にしています。討ち入りに加わるための50両を作れずに苦しむ夫を見かね、おかるが自ら身売りをして金をつくることから始まる物語。両性の平等へ大きくモラルが進歩した今でも、見る者の涙を誘います。
さて、片や「維新の会」。昭和維新への討ち入りの軍資金でもないでしょうが、参議院候補者に自己負担金3千万円を求めました。8日、報道陣とのやりとりで、橋下共同代表は「それくらい(の選挙資金を)自分で集めてこられる人でないと国家運営なんてできない」。
報道陣に、「維新の会は今年から政党助成金をもらえる」「有為な人を国会に送り出すのも政党の役割では?」とたたみこまれた橋下氏いわく、「お金をきちんと用意できる人が有為な人。議員になってからもいろんなところに頼って金集めに走るのだから」。
昨年の総選挙。「維新の会」は当初は掲げた「企業・団体献金禁止」を公約から外しました。そもそも「金集めに走る議員」が「政治腐敗を生むから」というのが政党助成金制度創設の大義名分でした。企業・団体献金集めに走ることを容認しながら、国民の税金も受け取る。行き着く先が、資金を出してくれる大企業・団体のための古い政治になることは明確でしょう。
党資金で対極にあるのが日本共産党。機関紙「しんぶん赤旗」などの事業収入や支持者・支援者、一人ひとりの有権者から寄せられる浄財や寄付を党収入の基礎にしています。
本物の改革の党はどちらか? これほど鮮やかな対比はないでしょう。(TH)












