集会では敦賀原発にした合唱組曲や「母と子の開会宣言」、病とたたかっている元原発作業員ら13人の感動的なスピーチ、長年、反原発運動に取
り組んできた明通寺(小浜市)の中島哲演氏の訴え、など福井の人たちが一生懸命準備をして、この日を迎えたことが本当によくわかる中身の濃い、厳かな格調
高い集会だった。
どの話も重く、胸にせまるものだった。いずれの人も、「子どもたちに、次の世代に負の遺産を残してはならない。だから、今日、すべての原発とさよならする決断を」と、原発によって経済も雇用も行政も成り立っている敦賀の町への、強いメッセージだった。
集会後のパレードは、雨と強風に見舞われた。「翼をください」「原爆ゆるすまじ」「私の子供たちへ」などをBGMに、市民へ「決断」の呼びかけが繰り返された。
「決断」――。繰り返し訴えられたこの言葉に、私は心を揺さぶられた。パレードしながら、ずっと「決断」を考え続けた。
前日(10日)の京都の「バイバイ原発」集会。それは敦賀で、「さよなら原発」への「決断」が必要なのだ、ということを呼びかけ、それに連帯する思いを発した集会だった。
それに答えるには、ここ、福井では原発をゼロにするためには、関西電力と政府への追及と同時に、原発に頼らざるを得なかった市民生活を変えなければならない、それほど重い決断が必要なのだ。
その「決断」を県民すべてに呼びかける「inつるが」集会への思い。雨の冷たさに負けない福井県の人たちの熱い勇気。
その強さに未来への希望を感じた。
参加して良かった。(A)












