JCP京都

2006年08月01日掲載

花園の「道しるべ地蔵」

 花園に、道しるべを兼ねた珍しいお地蔵さんがあると聞いて行ってみた。それはJR花園駅の北西、御室太秦線を北へ約300メートル、東からくる下立売通と交差する四つ辻の南西角、小さな堂の中に祭られていました。

 格子戸を開くと、高さ50センチ足らずの小さな地蔵像があります。この地蔵が「道しるべ地蔵」といわれるゆえんは、その光背面にあります。つい見落としてしまいそうな字で、像の左右に、「左うづまさ」「右あたご」と刻印されています。

 この交差点から、右(北)へ行けば御室を経て愛宕山に至り、左(南)へ行けば太秦を経て嵯峨嵐山に至る、道の分岐点であることを示しています。この地蔵尊は、道路交通の安全と道しるべを兼ねて造立された珍しい地蔵さんです。(司)