JCP京都

2006年06月27日掲載

岩倉の「目無地蔵」

 石仏の表面が風化し、目や鼻、口がなくなっているように見えるところから「目無地蔵」の名前が生まれた。「目無地蔵」と呼ばれるお地蔵さんは京都にもたくさんあるが、その代表格のひとつがこの岩倉のお地蔵さんである。

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2006年06月14日掲載

愛宕の「なかよし地蔵」

 愛宕念仏寺にある1200の羅漢…その中から見つけた2体です。特に夫婦のように仲むつましいこの羅漢。私はためらわず「なかよし地蔵」と名前をつけました。一緒に酒を飲み交わしている姿と、おたがいの口元の微笑がなんともいえません。

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2006年06月07日掲載

祇園の「めやみ地蔵」

 昔、鴨川が氾濫した時に、地蔵菩薩のお告げにより洪水を防ぐことができた。ここに地蔵尊座像を安置し、「雨止(あめやみ)地蔵」と名づけたのがことの起こり。一説には、雨に降られた人が、ここで雨宿りをしたことから、「雨止地蔵」と呼ばれるようになったとも言われている。

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