08年7月22日(火)掲載
フォト「祇園祭」
祇園祭のハイライト…山鉾巡行が終わりました。それと同時に京都では、8月16日の「送り火」までの一ヶ月間、本当のきびしい夏をむかえます。
私は参院選最中の昨年を除き、時間の合間をみていろんな祭の姿をとらえてきました。せっかくの機会ですので、今年と一昨年の写真からいくつか紹介し、ひと味違う祇園祭をお届けします。
●鉾建て(7/10~12)
まず鉾建てです。京の街の雰囲気はここから祇園祭ムードに包まれていきます。今年は、鉾建ての作業から、その上に「真柱」を組み立てるところに注目しました。
四条通りでは長刀鉾が鉾建てを開始、保存会の倉庫には「真柱」も準備。新町通りには放下鉾、「真柱」はそばでスタンバイ。狭い南北通りはこの日から通行止めとなります。
月鉾の「真柱」が立ち上がる瞬間は感動です。鉾の土台を横にして「真柱」をはめ込み、テコと滑車の原理を使って少しづつ建てていく伝統の手法は見事です。(写真1~4)
写真1 |
写真2 |
写真3 |
写真4 |
●宵山(7/14~16)
宵山とは人混みの四条通りと並び立つ山鉾の灯りだけではありません。路地裏に足を運んでこそ、庶民のさまざまな祭の姿にであうことができます。
夕方になると山鉾に灯りがともります。山や鉾に乗って上から通りを眺めるもよし。夕立ちが来ると水たまりにも注目。子供たちも山鉾町の保存会ごとに屋台を守っています。円山音楽堂の恒例の「宵々山コンサート」も風物詩です。やがて9時~11時、宵山はピークを迎えます。(写真5~10)
写真6 |
写真7 |
写真8 |
写真9 |
写真10 |
●山鉾巡行(7/17)
いよいよ山鉾巡行です。32基の絢爛豪華な山鉾の巡行は圧巻です。今年は昨年までは全く目もくれなかった注連縄(しめなわ)切りに注目しました。
★注連縄切り――巡行の開始を告げる最大の儀式です。先頭を行く長刀鉾が注連縄の飾られた四条麩屋町に接近。鉾の上ではお稚児さんが大きく太刀を構え、一気に振り下ろして見事に注連縄切り成功の瞬間…貴重な写真です(写真11~13)。結界が解き放され巡行のスタートです。
写真12 |
写真13 |
★山鉾巡行――巡行の写真は巷にあふれています。時間の関係で巡行は追えませんが、一昨年の雨の中の巡行写真から数枚掲載(写真15)。先頭の長刀鉾が新町御池に到着すると、大役を終えたお稚児さんが鉾から降りて巡行の完了です。来年は「辻回し」に注目します。
写真14 |
写真15 |
写真16 |
●神幸祭(7/17)、還幸祭(7/24)
巡行を終えた夕刻、八坂神社から三基の神輿が出発します。これが「神幸祭」で、一週間後八坂神社に戻る儀式が「還幸祭」です。「錦」「三若」「四若」…三つの「神輿会」による三基の神輿が市内を巡行。こども神輿もでます。クライマックスは祇園石段下に集結した三基の神輿の「差し上げ」。最後は八坂神社に戻ります。(写真17~18)
写真17 |
写真18 |
私の目から見たままの、耳で聞いたままの「祇園祭」です。(和)