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JCP KYOTO EYEs ~チャンネル「情勢・論点」

2019.3.22 (金)

女性候補が多いのはなぜ?

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 この間、複数のマスコミから「共産党の女性候補が多いのはなぜ?」との質問が相次ぎました。事実、京都市議候補21人中10人が女性、支持する東山区の白坂候補も含めると22人の半分が女性です。府議候補は27人中10人が女性です。京都の各自治体の女性議員は共産党が48人と突き抜けて多くなっています。
 「女性議員」に注目が集まるのには、昨年、「政治分野における男女共同参画推進法」が成立したことも背景にあるでしょう。記者の質問に、私は次のように答えました。
 
  政治の世界で「男女共同参画」が現実のものになるかどうかは、日本の民主主義のバロメータだ。ところが、女性参政権が実現して70年以上になるのに、「オヤジ政治」とも揶揄される現実が広くある。以前は、「台所の声を議会に」なんていう女性候補者のキャッチコピー、「マドンナブーム」なんていう選挙報道もあった。今は、そんな時代ではない。共産党は自らが民主主義を体現する証として女性候補の多数擁立に努力している。ただ、数だけではなく、女性議員が自由に活動できる条件をつくらなければならない。日本共産党の加藤あい京都市議は、初当選後妊娠・出産したが、当時の市議会では「出産」が議会欠席の理由として認められていなかった。この時代遅れの規則を改正させたのも、遅ればせながら、条件整備の一歩だった。
 
 「女性活躍社会」と謳いながら、「セクハラという罪はない」と副総理が言うようでは、「男女共同参画」の道のりは、未だ遠いと言わなければなりません。
                                                 2019.3.22 府委員長 渡辺和俊
  ⁂写真は、今、日本共産党京都府委員会が配布しているビラの一部です。
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