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参院選

参院選勝利報告集会 での渡辺京都府委員長の報告

 7月22日に行われた参院選勝利報告集会での渡辺和俊京都府委員長の報告は以下の通りです。

 お集まりのみなさん。
 昨日投開票の参議院選挙で、日本共産党は改選3議席を8議席に伸ばし、躍進しました。  ご支持いただいた有権者のみなさん、協力・ご奮闘いただいた後援会員・党員のみなさん。本当にありがとうございました。ご苦労さまでした。
 みんなの先頭に立ってこの躍進を切りひらいた井上さとしさん、倉林明子さん、本当にありがとうございました。
 また、中京区市議補欠選挙で、議席獲得はなりませんでしたが、平井良人さんは10412票を獲得しました。これは、総選挙比例票比159%、今回の参院選比例票比123%です。大健闘した平井良人さん、ありがとうございました。
  今回の勝利・躍進をもたらしたのは、定数2をめぐって、時々に仕掛けられた反共シフトのもとで、「照る日も曇る日も」(「赤旗」日曜版。古賀誠元自民党幹事長)スジを通して頑張ってきた結果です。92年以来2期12年の西山とき子さんの活動、95年のかみね史朗さんのたたかい、2001年の河上洋子さんのたたかい、2007年・2010年の成宮まり子さんのたたかいが、間違いなく今回の成果につながったことを、あらためてみなさんと確認したいと思います。

  比例代表選挙で5154055票を獲得して、目標の「比例5議席」を獲得したことは、重要な成果です。「二大政党づくり」がピークに達した「政権交代」以来のわが党の比例票は、494万(09年衆)→356万(2010年参)→369万(2012衆)と後退・低迷してきました。今回これを約515万票まで伸ばしたことは、21世紀の新しい政治の実現へ、反転攻勢の足がかりをつくったものです。同じ時期の京都の比例票は、09年・19.5万・得票率14.0%、2010年15.1万・13.8%、2012年13.8万・11.6%でしたが、今回18.2万・17.2%に回復しました。「国政選挙で当面30万票をめざす」京都府党の政治目標にはまだ距離がありますが、政党間の力関係を、昨年末の総選挙の「第4党」から、今回「第2党」に押し上げる大健闘の結果でした。
  選挙区は、15年ぶりの議席獲得です。「自共対決」の様相となった今回の参院選で、議席の対決も「自共」になったのは、京都だけです。まさに、全国最先端の到達点を切り開くと同時に、全国でもっとも重い政治責任を、私たちは負うことになりました。
  京都選挙区の「自共対決」は、今回争点となった憲法をめぐっては、「憲法を守り生かす倉林明子か、ウルトラ改憲派か」という候補者対決となり、護憲の願いが倉林さんに集まりました。
 選挙結果は、民主党の大崩壊を物語るものであり、安倍自公政権の暴走を危惧し、反対する多くの府民が、倉林さんを支持しました。このことの一端は、本日付京都新聞の出口調査にも、如実に示されています。倉林さんは、無党派層の中で、西田氏(23.9%)を上回る25%を獲得し、社民支持層から43.8%など、広い府民から支持を得ています。
  府・市議19年、京都市議団幹事長の試され済みの倉林さんが、京都選挙区から選ばれたことは、府民要求を実現し、府民との共同を前進させ、運動団体との関係をいっそう発展させる大きな力となるものです。とりわけ、「京都(京丹後)への米軍レーダー基地配備反対」をハッキリ掲げたただ一人の候補者・倉林さんが議席を得たことを力に、米軍基地を国・京都府・京丹後市にあきらめさせることは、喫緊の課題です。
  また、倉林明子さんの勝利は、反共攻撃と、選挙を汚す卑劣な「票取引」への府民の厳しい審判となりました。本日付「京都」の出口調査では、北神氏に票を投じた公明党支持者(38.9%)が、西田氏(35.2%)を上回っています。公明党の京都の比例票が132466票ですから、単純計算で51529票も、公明党票が北神氏に流れた計算になります。
 本日付読売新聞は、「終盤までもつれる中、北神さん、山内さんの陣営が批判の矛先を向けたのは、同じ野党(の共産党)だった......とはいえ、安倍政権の評価を問うべき参院選で、こうした戦略が幅広い有権者の共感を呼んだとはいいがたい」と批判しています。
 財界を後ろ盾とした反共宣伝と票取引を打ち破って議席をかちとった意義は、はかりしれません。

*日本共産党は、第6回中央委員会総会(本年2月)、第7回中央委員会総会(本年5月)を指針に、今回の参院選をたたかいました。
  反動的潮流を恐れずこれと立ち向かい、無党派層にも、他党の支持基盤にも大いに働きかけ、「自共対決」を際だたせて論戦にとりくみました。これまでにない2桁の商店街が、日本共産党と倉林さんを推薦してくれました。ブラック企業問題をふくむ雇用・労働の問題、みんなが苦しんでいる「有利子奨学金」の問題などを中心に、ビラ配布やネットの活用で、若い世代への働きかけを重視し、「倉林は50代と20代で支持が厚い」(京都新聞)結果をもたらしました。

*今回、大きな力になったのが、「マイ名簿」による支持の呼びかけや、選挙協力のお願いでした。約3000人の党員が、全国の約8万人に「マイ名簿」でハガキを送りました。これは、一人ひとりの党員がまわりの人々と「溶け込み結びつく力」を強めることこそ党活動の力の根源とした6中総決定の実践でした。
 また、昨年までの「党勢拡大大運動」で1000人近い新しい党員を迎えたことも、力になりました。なお、投票日に前後して、20代、30代の3人の若者が入党しました。今朝、「しんぶん赤旗」購読の申し込みも、2人の府民からありました。この選挙結果を大いに力にして、党員拡大、「しんぶん赤旗」と京都民報の拡大に力をつくします。
 さらに、今回解禁となったネット選挙に知恵を尽くし、大きな力を発揮しました。これは、日刊紙発行、草の根の議員と支部・党員の日常活動という、わが党の優位性を生かして大いにネット活用にふみ出そうと提起した7中総決定の実践でした。

*今回の成果と教訓を生かし、「定数2」で議席をかちとったのにふさわしい、政治的・組織的な新たな挑戦が求められます。国民運動でも、議会活動や地方議員選挙でも、党建設でも、選挙活動、後援会活動でも、従来の延長線上にとどまらない挑戦を呼びかけます。
  井上さとしさん、倉林明子さん、こくた恵二さんを先頭に、掲げた公約の実現に誠実にとりくみ、つぎのたたかいの勝利へ、前進を開始しましょう。
 そのことを呼びかけて、勝利の報告とします。ありがとうございました。
  
                                                                                 以 上
  
                    2013.07.22 日本共産党京都府委員長 渡辺和俊

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