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06年10月25日(水)掲載

「きらめく星座」の高校巡演鑑賞

 昨年の夏、劇団京芸は創立55周年記念公演で井上ひさし作「きらめく星座」を上演した。

 この芝居は、第二次世界大戦前夜の12月7日が終幕になっており、戦争に向かって突っ走る日本の様子が活写されている。

 今年からこの芝居の高校巡演がはじまった。高校生たちは驚きの目で、この芝居を新鮮に受けとめてくれている。

 「戦争中の日本人の考えは、考えられんくらい阿呆やった」「昔は天皇中心にまわっていて、自分の意志がもてなかった悲しい時代やった」「戦争の裏がよくわかった」「命ほど大切なものはない」「家族を大切にせなアカン」等など、予想以上の反響が寄せられている。

 だが、「恩賜の煙草」や、非国民ならぬ「美談の家」とか、「国体の真義」など、分からない言葉が沢山あったらしい。考えてみれば、戦争中の暮らしぶりを若い人たちが知る機会は大変少ない。

 安倍内閣が、いよいよ本格的に日本を戦争をする国にしようとしている今こそ、沢山の高校生たちに観てもらいたいと思っている。(劇団京芸 藤沢 薫)

★「きらめく星座」の55周年記念公演の記事は、「文化のページ」(2005年7月20日付け掲載)で紹介してあります。参照してください。

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